Message

滑川教授から3年生へのメッセージ

滑川徹研究室への配属を希望するSD3年生や他大学4年生へのメッセージです.

指導方針
 学生の自主性を尊重し,制御理論,制御工学の研究を通じて,個人の資質を伸ばすことに指導の主眼を置きます.更には,研究室のチームワークを重視し,社会性と協調性,国際性を有する次世代のリーダーを育成します.
大学院生には,国内外の制御理論,制御工学に関する学会で研究発表する機会が与えられます.また海外の一流の学術雑誌への論文投稿を奨励しています.
制御理論,制御工学は長い歴史を有する,最も古い工学の1つです.制御工学の歴史は産業革命に端を発しています.このような豊かな学問体系を学部4年生の1年間で学ぶことは極めて困難です.学部4年から修士2年までの3年間で制御理論の基礎を学び,制御工学のツールを身に付け,制御のフィロソフィーを理解し,皆さんが構築した制御理論を,皆さんが設計した最先端制御系を国際会議/国際雑誌で世界へ情報発信しましょう.
研究室の選び方
 慶應理工SD科の学生の約7~8割は大学院へ進学します.慶應理工では大学院へ進学する際に研究室を変えることもできますが,実際には殆どの人は4年生から修士2年までの3年間を,3年生の秋学期に決められた研究室に所属することになります.3年間,もしくは博士課程進学者や,企業の研究所へ入社した人は3年以上その研究室や研究分野と付き合うことになるので極めて重要な選択です.しかし自分に合う研究室を見つけることは,必ずしも容易ではありません.私は自分の経験から以下のように研究室を選ぶ事をお薦めします.
もし自分の希望研究分野が明確に決まっている場合には,その分野に最も近い指導教員を第一候補に考えるということです. 慶應理工SD科であれば,どの研究室へ行ってもその分野で世界最先端の研究が出来るでしょう.指導教員の専門分野と自分の希望研究分野が一致している場合には,常に適切な助言が期待できるため,どんな卒業/修士研究テーマとなっても,ある程度の成果を収めることが出来ると期待出来ます.もし残念ながら,自分が興味ある分野に近い指導教員がいない場合,他分野の教員の中から,好きなことをやらせてもらえる教員を指導教員として選ぶ必要がありますが,その場合には自分である程度,結果に対するリスクを背負わざるを得なくなります.
最後に,しかしこれが実は最も重要なことなのですが,指導教員と自分との相性を考えておいた方が良いでしょう.指導教員とは年中顔を会わせますし,場合によっては就職その他の相談に乗ってもらうこともあります.そのため指導教員となる人の講義の様子を学部2年/3年のうちから観察し,更には配属希望研究室の先輩学生から,予め指導教員の性格を聞き,自分と折り合いが付くかを調べておくことを勧めます.皆さんの適性に合った研究室へ配属され,それぞれの研究室で個々の資質を伸ばし,社会へ出てからリーダーとして活躍されることを期待します.理工系の学生にとって大学の研究室は社会へ出る前の最後の“自己研鑚の場”となりますし,また社会に出た後には大学での“実家”になります.充実した3年間(1年間)を送って下さい.

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